消費税アップ前の駆け込み購入は是か非か


消費税率がアップし、高額商品にかかる負担増が大きな悩みとなる今日この頃。

みなさんの中でも住宅や車、高額な電化製品などの購入について、損得勘定で検討している方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、税率がアップするからという理由が一番さきに来るなら、駆け込みで物を買うのはやめておいた方が良いと思います。

少し冷静に考えてみましょう。

5%が8%に、8%が10%になるだけです。
100万円の買いものなら、消費税分が現状の5万円から8万円、10万円にそれぞれ多くなるだけです。

たとえばそれが車なら、十分に吟味した結果、購入を決意したあと 、たまたま消費税が上がるタイミングとかぶっていた。それなら上がる前に買ってしまおう。という流れだったら良いです。

逆にもうすぐ消費税が上がる、なにか適当価格の新車はないか、いくつかピックアップしたなかから選んじゃおう!という流れなら、あとで後悔する可能性が高くなります。

3万円浮くから、とかではなく先々のことを考えて購入をしたほうが良いに越したことはありません。

ただ、もちろん、自動車取得税は(重量税も消費税増加後には車体価格が上がるので増えていきますが)車両価格が100万円程度の車であれば、ほんの少し税金が上がるだけです。

それに駆け込み需要を見越して、車体価格を通常よりも高めに設定している販売店も多くなるので結局駆け込み購入のメリットは薄れていくわけです。

加えて、消費税が10%に上がる予定の2015年には自動車取得税が廃止されるといわれていますので、消費税が上がるからと言っていま買う必要は正直ないですね。

それでも税率アップ前に買いたい方は、新車・中古車の「登録日または納車日」の税率が適用されるので、そのことをよく確認しておきましょう。

それとエコカー減税対象車を購入する場合に関してだけ言えば、アップ前の購入は有利かもしれません。

自動車取得税(2015年3月31日まで)と自動車重量税(2015年4月30日まで)の優遇を受けることができるため、より安い価格で購入できるからです。


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