未使用車の意味や未使用車購入に対する考え方


未使用車 画像

以前にも少しお話しましたが、ここであらためて「未使用車」とはどんな車を指すのかをご紹介します。

未使用車とは、ディーラーや販売店が試乗や展示用あるいは、販売台数を操作するためなどの目的でナンバー登録された車のことをいいます。

メーカーの保証も付いていますし、内装や外観なども新車と同等です。

「新古車」という呼び方になじみがある方が多いと思いますが、紛らわしい表現ということで現在では表示を禁止されています。(確かに「新しくて古い車?」よく考えれば、意味の分からない言葉ですね)ただし、営業の人などは、昔からの慣習から、口頭で新古車と言っている方もいますが、そこは大目にみてあげてください。

走行距離や登録されてからの期間は明確に線引きされていませんが、常識的に考えて走行距離は100km以内、登録からの期間は半年以内が限度ではないでしょうか。
まれに、登録から1年も経っているのに「走行距離が少ないから未使用車です」などと言い張る業者がまれにいますが、こんなところからは買わないほうが無難です。

次に、未使用車を購入する前に考えたいこととして、まず頭に入れていただきたいのが、「現状販売」だということ。

ボディーカラーや内装色などのメーカーオプションは選べません。
ディーラーオプションでは後付可能なものもありますが、色々後から付けてしまうと「これなら新車を買うのと大差なかったなぁ」と金額的に未使用車の「うま味」が無くなってしまうこともありますから、予算との折り合いをよく考えて付けましょう。

そして、値引きはあまり期待できないということ。
ディーラーや販売店でも充分に値引きをした金額を提示していますから、そこからさらに値引きを引き出すのはなかなか難しいでしょう。よくても数万円が限度です。
さらに、人気車種や新型車に至っては、新車と変わらない値段が付いていることもあります。人気車種や新型車は、納期が遅くなることが多いので、すぐに手に入れることの出来る人気車種や新型車の未使用車は、放っておいても右から左に売れるからです。

未使用車を購入する時は、ある程度の「妥協」が必要です。
自分が考えている車と100%合致する未使用車を見つけるのは、かなり困難で「グレードが・・」「ボディカラーが・・」「内装が・・」と、細かくこだわっていると、なかなか購入に踏み切れませんし、せっかくの掘り出し物を見逃してしまうことにもなりかねません。
自分の理想とする車が欲しい方は、新車を購入したほうがいいでしょう。

未使用車の最大の魅力は、新車と同等の車がお買い得価格で購入できるところにあるわけですから、車に対してこだわりを持っている方には、未使用車の購入はあまりおすすめできません。


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